船を運転する人は誰でしょうか?
「船長です!」
と思った方はたくさんいるはず。
しかし、実は大きい船は、船長だけではありません。
船長、機関長、航海士、機関士etc
たくさんの専門職が船を管理し、運行しており、これをまとめて船員と呼びます。
今回は、船員の中でも、航海士と機関士と言われる人たちについてお話します。
海技士王は、実際に一級海技士(機関)を取得した筆者によって、これから海技士の取得を目指す方々を応援し支援するサイトです。
船員の構成
大きな船舶を運転するには、船長とその部下たち、機関長とその部下たちが必要です。
彼らは、海技士という船舶の免許を持っている専門職です。
船長とその部下たち
この人たちは、甲板部と言われ、
・航海の計画立案
・船の操船
・出港・入港の作業
といった仕事をします。
彼らは、船の運航にかかる法律¹を熟知し、自動車よりも難しいといわれる船の操船を担うエキスパートたちです。
※1・・・海上交通三法(海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法)など
機関長とその部下たち
この人たちは、機関部と言われ
・エンジンの運転
・エンジンの整備
といった仕事をします。
船のエンジンは、とっても大きい!
そんなエンジンの仕組みを熟知し、操作して、整備もできるエキスパート集団が機関部です。
航海士と機関士
航海士は船長を筆頭に船の操船をする。
機関士は機関長を筆頭に船のエンジンの運転をする。
船はたくさんの人で運航されており、そのなかに航海士と機関士という専門の役職があるんですね。
この専門の役職になるためには専用の国家資格が必要になります。
それが、海技免状であり、海技士と言われるものです。
海技免状の画像は、こちら
これが、船の免許になるのですが、それはこちらの記事(海技士とは ~船の免許の種類~)で解説しています。
コラム ~船員と海員~
船員とは別に、海員という言葉が使われることがあります。この言葉は似ていますが、法律上で扱われる用語としては、まったくの別物です。

上記の表のように、船員法では、海員は船員の中に含まれ、船長を除く一般の乗組員のことを指します。
ちなみに、予備船員というのは、会社や組織ごとで扱われ方がまちまちですが、船の乗組員が休む時の交代要員として配置されていたり、普段は陸上で事務仕事をしながら、緊急の場合のみその船に乗り込むというようなことをします。
おわりに
今回は、船員について解説しました。
当サイトでは、この海技士免許の取得を目指す方々を応援するサイトです。
ぜひ、参考にしてくださいね!
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