海技試験攻略必須穴埋め問題をスマホでサクッと復習しましょう!

問題は全て過去問! 

その2は、穴埋め問題の比率が高めです!

青色の部分をタップすると回答が表示されるので、反復練習に活用してください!

※この記事は2級海技士(機関)その2筆記試験の内容です。

その1その3も復習してくださいね!

1図は、水噴射ポンプの構造を示す略図である。図に関する問題

(1) このポンプは、水を駆動流体として揚水を行うものである。駆動流体は、図のから入り、のど部で被駆動流体と混合しつつその運動量を被駆動流体に与え、さらに図中の⑥すなわちディフューザで速度ヘッドが圧力ヘッドに変換されてポンプ作用が完了する。このとき、のど部における配合の際に生じる衝突損失、のど部内壁における摩擦損失、⑥におけるひろがり損失が生じる。

(2) このポンプの特長は構造が簡単であり、しかも回転部分を有しないた 必各方面に応用されており、船内装置の応用例としては、造水器のブラインエゼクタがある。


2ガス圧縮式冷凍装置の冷凍サイクルについての問題

(1)高圧の冷媒ガスが凝縮器に放出する熱量は、蒸発器で吸収する熱量と圧縮仕事に相当する熱量を加えたものにほぼ等しい。また、凝縮器内で冷媒ガスは、等圧変化で凝縮し、比エンタルピは、減少する。

(2)過冷却冷凍サイクルでは、蒸発器の入口における冷媒の乾き度が小さく、冷媒効果えを増加することができる。

(3)乾燥圧縮冷凍サイクルでは、圧縮は過熱蒸気域内において行われる。


3半導体に関する問題


(1) サイリスタは、トランジスタに比べ1素子で大きな電力が制御できる一方向導通素子である。その動作は、ダイオード(整流素子)とスイッチが直列になったものと考えてよい。【3B】を入れると、ダイオードに方向電圧がかかっているとき電流が流れる。

(2) サイリスタが導通することをターンオンといい、導通状態から非導通状態になることをターンオフという。


4定格速度で、かつ一定の励磁電流で運転されている同期発電機に関する問題

(1) 発電機に負荷電流が流れると、電機子起磁力によって電機子漏れリアクタンス電機子反作用を生じ、この2つをひとまとめにしたものを同期リアクタンスというが、【4A】の占める割合は小さい。

(2) 発電機内では、【4C】と電機子巻線抵抗を合わせた同期インピーダンスによる電圧降下があらわれ、負荷が遅れ力率であれば、力率が小さいほど、また負荷電波が大きい 4H=電機子反作用は負荷電流による起磁力が発電機の主磁界に影響を及ぼすことほど端子電圧は低下する。

メモ
{{4H}}


5自動制御に関する問題

(1) 自動制御を制御量の種類(応用分野)によって分類すると、プロセス制御、自動調整及びサーボ機構に分けられる。プロセス制御及び自動調整は、多くの場合、目標値が一定である制御であるから外乱による制御量の変化を打ち消す制御動作が行われる。

(2) これに対して、【5A】機構では、主として目標値が変化する制御であるから、目標値の【5D】に対して追従する制御動作が行われる。


6自動制御における用語に関する問題


オンオフ動作
(1)入力が、ある一定の値から他の一定の値に瞬間的に変化したときの応答
ステップ応答

(2)操作量または操作量を支配する信号が、入力の大きさにより2つの定まった値のどちらかをとる動作


7自動制御における用語に関する問題


カスケード制御サーボ機構ランプ応答
(1)入力が、ある定常状態から他の状態に変化したとき、出力が定常状態 に達するまでの応答
過渡応答フィードフォワード制御

(2)外乱の情報によって、その影響が制御系に現れる前に必要な訂正動作 を行う制御
[fill_blank 7A=過渡応答フィードフォワード制御 7C=カスケード制御 7D=サーボ機構 7E=ランプ応答]

(1)入力が、ある定常状態から他の状態に変化したとき、出力が定常状態に達するまでの応答
過渡応答フィードフォワード制御

(2)外乱の情報によって、その影響が制御系に現れる前に必要な訂正動作を行う制御
{{7B}}

(3)フィードバック制御系において、一つの制御装置の出力信号によって他の制御装置の目標値を変化させて行う制御
カスケード制御

(4)物体の位置、方位、姿勢などを制御量とし、目標値の任意の変化に追従するよう構成された制御系
サーボ機構

(5)入力が、ある時刻から一定速度で変化しつづける場合の応答
ランプ応答


動制御における用語に関する問題

(1)ある比較的短い期間だけその大きさが有限で、それ以外の時点ではゼロはとなる信号
パルス信号

(2)比例動作において、制御量が目標値とずれたまま落ちついてしまう場合の目標値と制御量との差
オフセット(定常偏差)

(3)制御系の状態を乱そうとする外的作用
外乱

(4)あらかじめ定められた順序に従って制御の各段階を逐次進めていく制御
シーケンス制御

(5)閉ループを形成して出力側の信号を入力側にもどすこと
フィードバック


動制御における用語に関する問題

(1) 積分動作とは、入力の時間積分値に比例する大きさの出力を出す制御動作をいい、一般にI(アイ)動作と略称する。

(2) 過渡応答とは、入力がある定常状態から他の状態に変化したとき、出力が【9C】状態に達するまでの時間的な変化をいう。

(3) 追従制御とは、目標値が変化する制御をいい、【9E】が一定の制御を定値制御という。

(4)行過ぎ量とは、入力がある一定の値から他の一定の値に瞬時的に変化したとき、出力が最終平衡値を超えたのち最初にとる極値の【9G】値からのへだたりをいう。


10油圧及び空気圧用語に関する問題

(1)逆止め弁、リリーフ弁などで圧力が上昇し、バルブが開き始めて、ある一定の流れの量が認められる圧力
クラッキング圧

(2)圧力エネルギの蓄積や、停電時などの緊急用圧力源などに用いる装置
アキュムレータ

(3)主として流休の圧力エネルギを用いて連続回転運動のできるアクチュエータ
油圧モータ

(4)負荷の落下を防止するため、背圧を保持する圧力制御弁
カウンタバランス弁

(5)低入力をある定まった高い出力に増幅する回路
ブースタ回路

【語群】
メータイン回路  シーケンス弁  サージ圧  ブリードオフ回路  アキュムレータ  スプール  クラッキング圧  レシート圧  油圧モータ  バックアップリング  油圧ポンプ  ブースタ回路  カウンタバランス弁  サーボアクチュエータ


11油圧装置に用いられる制御弁に関する問題


該当する制御弁を2つ選べ
(1)圧力制御弁
アンロード弁カウンタバランス弁

(2)流量制御弁
絞り弁スローリターン弁

(3)方向制御弁
シャトル弁スプール弁

【語群】
スローリターン弁  カウンタバランス弁  アンロード弁  スプール弁  シャトル弁  絞り弁


12遠心油清浄器に関する問題

(1)遠心油清浄機は、回転体に汚油を入れ高速回転すると汚油が油、水及びスラッジの層に分離される装置である。回転体には、分離された油と水の境界面を油の密度にかかわらず適正な位置に保ち、分離効果をあげるために水の出口にリング状の調整板(リングダム)を装着する。

(2)図は、遠心油清浄機の油と水の境界面を表す略図である。油出口、水出口及び水と油の境界面の半径をそれぞれR₁、R₂、R₃とし、回転体の角速度をω、油の密度をρ₁、水の密度をρ₂とすると、境界面に作用する油の圧力 P₁ は、 P₁=(ρ₁ω^2 (〖R₃〗^2-〖R₁〗^2 ))/2 であり、また、境界面に作用する水の圧力 P₂は、P₂=(ρ₂ω^2となる。境界面では、両者が釣合っていることから、 R₂=R^2=√(〖R₃〗^2-(ρ₁)/(ρ₂)となり、油の出口半径 R₁を一定とすると、境界面を適正な位置に保つために、(ρ₁)/(ρ₂)に応じて【12C】の内径を【12E】式により決める。

この問題は少しややこしいですけど、【12D】は問題文の式(油の圧力)を水の密度ρ₂と水の境界面の半径R₂に変えるだけです(式のρ₁→ρ₂、R₁→R₂)

【12E】はP₁=P₂の式を立てて”R₂=”となるように各文字を移行してあげると答えが完成します。


13弁排出形遠心油清浄機のスラッジ排出機構に関する問題

(1) 回転筒内に分離沈でんしたスラッジを、運転中に、弁シリンダを開けることによって排出する。

(2) 作動水タンクから下部水圧室へ低圧作動水を供給すると、 遠心力が作用して【13B】が閉じる。このときと低圧作動水タンクのヘッドが釣り合って、水は A 線より外方にとどまる。

(3) 次に高圧作動水を供給すると、水位が内側に移動して上部水圧室に通じる。【13C】室より【13F】室のほうが受圧面積が大きいので【13B】を開く。

(4)排出後、高圧作動水を遮断すると【13F】室の水は、水抜きノズルから徐々に噴出し、【13F】室の圧力がなくなり、【13C】室の水圧によって【13B】が閉じる。


14海洋生物付着防止装置に関する問題

(1)海水を電気分解すると、陽極では塩素が発生し、一方、陰極では水酸化ナトリウムが生成され、【14A】と【14B】が反応して次亜塩素酸ソーダに変わる。これを海水系統に絶えず流すようにする。次亜塩素酸ソーダは海洋生物に対して、海水中の【14A】濃度が0.05PPM 程度で抑制効果がある。

(2) 金属イオン被覆方式では、シーチェスト内などにアルミニウムの2種類の材質の電極棒をそれぞれ陽極として設置し、船体及び管系を陰極として直流を流す。【14E】電極はイオンとなって溶出し、陰極に発生した水酸化物イオンと反応し水酸化アルミニウムを生成する。【14D】電極から溶出するイオンは、コロイド状物質である【14G】に吸着され、海水管系の内壁に付着し、 防汚効果をあらわす。


おわりに

2級海技士(機関)筆記試験その2に出題されるのは、この14問!

反復練習して、確実に取れるようにしましょう。


海技士試験の合格の秘訣は、なるべく解答を理解することだと思います。直前になるとそんなことも言ってられないんでけどね(^^;)

時間があるときは、なるべく理解するようにしてみてくださいね!急がば回れです!

なるべくそのお手伝いをさせていただきますね!