船上の飲料水は、下記の3パターンがありますが、安全性とおいしさが、ほんの少しだけ心配です。
やっぱり、自分のパートナーには職場でも安全なお水を飲んでほしいですよね。
- ペットボトル等の飲料水
- タンクに積み込んだ飲料水
- 造水装置で海水から作られた水
2つ目、3つ目は船で働く人特有の環境です。
タンクや配管はきれいに維持されていますが、混ざりものや錆の混入が心配です。
そこで、浄水器を買ってプレゼントにすることにしました!
今回は、ドイツの浄水メーカー製のブリタと三菱ケミカル株式会社のクリンスイ(Cleansui)の2つを徹底比較しました。
結果として、私は、クリンスイを選ぶことにしました。
ちなみに、外航船必須の造水装置の仕組みは、こちらの記事で解説していますので覗いてみてくださいね。
⇒海で淡水を作る造水装置
海技士王は、実際に一級海技士(機関)を取得した筆者によって、これから海技士の取得を目指す方々を応援し支援するサイトです。
ブリタとクリンスイの性能差
除去できる物質の種類
まず、最も重要な除去可能物質を比較します。
パーセントは除去率です。
| 物質 | ブリタ | クリンスイ |
| PFAS※1 | 〇80% | 〇80% |
| PFOA※2 | 〇80% | 〇80% |
| 遊離残留塩素 | 〇(比率不明) | 〇80% |
| 濁り | ― | 〇 |
| クロロホルム | 〇(比率不明) | 〇80% |
| ブロモジクロロメタン | 〇(比率不明) | 〇80% |
| ジブロモクロロメタン | 〇(比率不明) | 〇80% |
| ブロモホルム | 〇(比率不明) | 〇80% |
| テトラクロロエチレン | 〇(比率不明) | 〇80% |
| トリクロロエチレン | 〇(比率不明) | 〇80% |
| 総トリハロメタン | 〇(比率不明) | 〇80% |
| CAT(農薬) | 〇(比率不明) | 〇80% |
| 2-MIB(カビ臭) | 〇(比率不明) | 〇80% |
| 溶解性鉛 | 〇(比率不明) | 〇80%※4 |
| 1,2-DCE ※3 | 〇(比率不明) | 〇80%※4 |
| ベンゼン | 〇(比率不明) | 〇80%※4 |
| 陰イオン界面活性剤 | ― | 〇80%※4 |
| フェノール類 | 〇(比率不明) | 〇80%※4 |
| ジェオスミン | 〇(比率不明) | 〇80%※4 |
| 鉄(微粒子状) | ― | 〇80% |
| アルミニウム(中性) | ― | 〇80% |
公式サイト情報(ブリタ/クリンスイ)をもとに作成しています。
※1PFOS:ペルフルオロオクタンスルホン酸
※2PFOA:ペルフルオロオクタン酸
※3シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン
※4クリンスイ「ハイグレードタイプ」のみ。
濾過スピード
濾過スピードには大きな差はありません。
公式サイトによると、クリンスイは雑菌・赤サビ・鉛など活性炭だけではろ過し切れない成分を高度に除去することができますが、わずかにろ過速度が遅いようです。
活性炭に加えて中空糸膜が使われているからかも知れません。
商品の種類と価格・ランニングコスト
商品価格
商品価格(カートリッジ)は以下の通りでした。(Amazon調べ)
| 説明 | 値段 | |
| クリンスイ CPC5C | クリンスイ ・ハイグレード浄水カートリッジ ・交換目安3か月(300L) ・高速除菌フィルター搭載 | 約1393円/個 約 4.6円/月 |
| クリンスイ CPC7C | クリンスイ ・ハイグレード浄水カートリッジ ・交換目安3か月(300L) ・アルカリ用カートリッジ | 約2000円/個 約 6.7円/L |
| ブリタ マクストラプロ ピュアパフォーマンス | ブリタ ・交換目安150L ・飲み物から料理まで幅広く使用したい方におすすめ | 約1062円/個 約 7.1円/L |
| ブリタ マクストラプロ ホットドリンク カートリッジ | ブリタ ・交換目安150L ・暖かい飲み物におすすめ ・ただし、除去物質は8項目のみ | 約1256円/個 約 8.4円/L |
ランニングコスト
カートリッジの単価は、ブリタが安いですが、濾過量で比較した場合は、クリンスイが少しお得です。
通常のカートリッジで比較した場合、100L当たり約250円の差が生じます。
マイベスト商品
クリンスイが安心
比較の結果、以下の点から私は、クリンスイを選ぶことにしました。
- ランニングコストが安い
- 除去項目と除去量がしっかりと表示されている
- 安心の日本社製
また、ご家庭での使用や、船内の蛇口に直接つけても良いのであれば、蛇口型が圧倒的におすすめです。
クリンスイ商品一覧
ポット型
クリンスイのポット型には、以下のような種類があります。冷蔵庫のドアポケットにも入る中容量型が個人的にはおすすめです。

CP504-BL
青色の大容量タイプ
¥ 4,620

CP012
片手で注げるコンパクトモデル
¥ 3,696

CP405
冷蔵庫にも収納しやすい中容量モデル¥ 3,696

CP407
大容量タイプ
¥ 3,696
蛇口取付型
家庭で使用される方は、蛇口型もおすすめ。水圧を利用して濾過するため、ポット型以上の濾過率と同等あるいはそれ以上の濾過が可能です。
蛇口取付型は、多くの種類がありますが、
①濾過項目が多い
②交換目安がわかる機能付き
の2点に焦点を当てて、以下の3つをお勧めします。

クリンスイCSP901
¥6,980
浄水ハイグレード、液晶モデル。
カートリッジの寿命を液晶で表示するとともに、水量を図る機能もある。

クリンスイMD301
¥5,980
浄水ハイグレード、液晶モデル。
寿命のほか、適正流量を示す緑ランプの点灯機能もある。カートリッジ交換時に、蛇口部分も新品になるのがよい。
交換用カートリッジ
それぞれのAmazonでの購入先になります。
!カートリッジは模倣品が出回っています!
必ず、販売元が公式であることを確認しましょう。以下のリンク先は、アマゾンの公式ストアを引用しております。
ポット型は、こちら
蛇口型(CSP)は、こちら
蛇口型(MD)は、こちら
‼カートリッジは模倣品が出回っていますので、注意して購入してください。
おわりに
今回は、「船でもおいしいお水が飲みたい」というテーマで、クリンスイとブリタを比較しながら、どんな浄水器を選べば快適に過ごせるかを解説しました。 同じ“浄水器”でも、除去できる物質やカートリッジの交換頻度、コストパフォーマンスは大きく違います。あなたの船の環境や、どこまで水質にこだわりたいかによって、最適な選択肢も変わってきます。
船で、どのように飲料水が作られているのか知りたい方は、以下のページものぞいてみてくださいね。
